介護職のスキルアップには、実務経験と研修が必ず必要になります。
介護職として働くならば、会社側はスキルの高い人材を求めているため、給与の面から考えても上位資格を取っておくことが望ましいでしょう。
いきなり介護福祉士の国家試験を受けることはできないため、専門の学校に通うか、もしくは介護職員初任者研修から開始することとなります。
介護未経験・資格なしの状態では、初任者研修から始めて実務経験も積みながら研修も受けていかなければならないため少し忙しくなります。
しかしリアルな現状と照らし合わせながら勉強に臨めるため、時間がかかってもより実践的に知識を吸収できるはずです。
実務者研修も誰でも受けることができますが、できれば初任者研修から初めておいたほうが、研修時間の免除や費用の割引を受けることができます。
実務者研修までクリアすれば、あとは介護福祉士の資格を取るだけです。
最近では介護福祉士の資格を持っていることは必須になりつつあります。
その中でさらに自分のオリジナリティを高めるのであれば、認知症に関連した資格を取っておくといいでしょう。
高齢社会の日本で、認知症患者数は増加の一方です。
認知症の方々とのコミュニケーションスキル・ケアスキルを証明できる高齢者コミューターや認知症ケア専門士を取っておくと会社へのアピールポイントになり得ます。
いずれも民間資格で認知症ケアに携わってさえいれば受けることができます。
さらに上を目指すならば、ケアマネージャーやアセッサー資格をとり、介護職を評価できる立場となると職域が広がるでしょう。